

「おぎゃー献金」の活動が始まったのは1963年(昭和38年)、鹿児島県で産婦人科医院を開業していた遠矢善栄博士が、近くに住む重症心身障害の三姉妹を知り、救いの手をさしのべたいと考えたのがきっかけです。当時は重症心身障害児の収容施設もなかったため、出産を終えたお母さま方、産婦人科医、助産師、看護師に献金を呼びかけたのです。そして翌年、遠矢博士の提案を受けた日本産婦人科医会はこの運動を全国運動として展開することを全員一致で採択しました。以来、47年以上にわたり、「おぎゃー献金」はお母さま方やそのご家族などの思いやりに支えられ、心身障害児のための援助を続けています。
「おぎゃー献金」は、新しい命をみんなで助け合い、育てあうための、誰にでも参加できる運動です。たとえば、現在妊娠中の方は、自分が感じているしあわせを他人にちょっと“おすそわけ”してあげるという気持ちになって、献金にご協力いただけたらよいなと思っています。自分がもらったしあわせを他人と分かち合う。それは「おぎゃー献金」に限らず、人間にとってこのうえない喜び、幸福感を得られる行為だと考えております。
公益財団法人
日母おぎゃー献金基金
理事長 寺尾俊彦