この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 1 i;t> 天使の「三姉妹」 世も弱肉強食、競争 では人間というものが 「どんな極悪人の心の中に きま した 。 それからこうして実現すること たと思いました。それは私がやって ずでした。ですが……。 その思いもかけなかったハプニソグが起こっ ってから 二年たらずのときでした。 このと き 「重症心身障 害児を幸せにする会 」がさらに大 きく発展 し 、 この本 の主題である 『おぎゃ ー 献金』を生むことにな っていたのですが 、ここではそうした時間 経過をぬ ぎに して一応読者のみなさんに 、 そのハプニソグの模様をお伝えしたいと思います。 一家を北九州に送り出してやっと肩の荷がおりた私は、一 家の幸せを 願うと同時に、会のますます の発展を祈 って新 たな活動に意欲をもやしていました 。三姉 妹の一家からは移ってすぐ手紙や電話を もらい、みんなそろ 新しい土地で仲よく頑張っていけそうだとい で 、 すっかり安心しきっていたのです。その後 、 風の便りにも一家がどうかしたようなことは 一 切な く 、 心配 る材料は何もなかったのですから 、 わざわざ私が不安に思う必要もなかったということに なります。万 一 、 を考えてあれほど先方の社長一家とも十分な接触を保ち 、 お互いが 十 二分に打ちと 57
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