この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 1 章> 天使の「三姉妹」 「われわれ会員は づく深き人間愛の精 脚し、社会共助の芽 ます助長発展せしめ 、明るい社会をつくるた 、身体障害児の幸せと 、これら家庭の心理的 苦痛及び経済的軽減を計る の確立さ れんことを期し 、広 く社会運動を展開する」 さて、会の運営と実践とにまず先立つ 、 医師会を通じ、あるいは県庁や他の役所は 校同を得るべく努力しました。 その結果二十六万円余が集まりました。このお金を の予想に反して意外に少額であり、いわゆる出鼻をくじ の盛り上がりもこれで挫折するのではないかという危惧の 、今 日も脳襄から去 らない想い 出です。 そこで足りない分を少しでも補おうという考えから 、三姉妹の大切にしていた二台のテレビのうち 一台を父親の了解を得て他に売却し、このお金を賓 金に 加えることにしま た。 会としてまず手がけた こと 、それは彼女たちの家に風呂場を設骰することでした。人目のうるさ い中で硬直した姉妹を銭湯に運び、人目にさら ことはとてもではありません 実際 51
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