この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 1 京> 天使の「三姉妹」 とは いいながら 、 もし両家がすれち 傾 いていくことがあ 、 この後三姉妹 の家庭 世の人々の同 ら心配しました。彼女らが 、 なかなか眠れず 、 寝苦しい反転の 一 夜を過ごしたのも当然でしょ そこで一応先方にも 、 当方の長所と短所とを十分に説明 、また 先方のこともよく知 る機会を持つことが両家の幸せへの道 、 福祉事務所長を先頭に私も同乗して北 で足を運ぶことになりました。 二月のある月曜日を選び 、朝 二時出発 、 六時 間の予定 で到着するはずで した が 、 夜半であり 、 車の ラ ッシュもなく順調に走り 、到 着し たのは明け方の 六時過ぎでした。八時過ぎ 到 着の予定が 、 二時 間 以上 も早まったので 、 朝食抜きの空腹はますます寒さをよび、お互いに口をき ました 。 朝食をとろうに も駅前の食堂は開 店しておらず、寒 さと空腹のなかに 夜 が 明 けまし た 。 そして相談一決して 、面 会先の社長宅を訪ね 、 ぶしつけながらことの次第を語り 、初 対面でしかも 早朝の押しかけでしたが 、 朝食のご馳走になりました。このハプニソグも今はなっかしい思い出 り、忘れられない感激の 気持で いっぱいです。その場でお互いに胸 襟 を開き理解を深めた後、会社を 見学し 彼の将来を託して辞しました。 しかし、まだ我々にはもう l つの責務が残されていました 。 ただ独り郷里に残されている中学三年 45
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