この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 6 章> 人はなぜ助け合わねばならないか 単に愛といっても 、 男と男 、 女と女、異性間 、 親子間および師弟間の愛 、 あるいは広く郷土愛 、 祖 国愛などたくさんあって限りがありません。人を愛するこ を愛することは 己 れの生命を尊重することです。この こ とによって人の生命を大事にすることができ るのです。 人はだれでも 、 不幸であるより幸福でありたい 願って い ます。人間を幸福に導くものは 、 金か権 力か 、 それとも社会的地位か名脊か 、 はたまた才能でしょうか。人は血みどろになって傷つき合いな がら幸福をつかもうとして懸命に生きています。しかし 、 本当の幸福はなかなか獲得できるものでは あ り ません。が 、己 れを愛するこ と ができれば 、 それで こ と足りると思います 。 絆こそ愛だと思います。 すなわち人間は 、 「人と人の間」に生 。前に 一二大本能の 中 の、特に集団欲 について述べたように、 こ とは 、 人間の最大 の悲劇に通ずると思います 従ってわれわれはたえず、この れんがために 、集団 の形成に努 力しています。家庭、都 市村落、国家から教育や趣味による 、 いろいろなグル ー プがこのことを物語っています。 こ れらの大きな 、 そしていろいろな集団の中で、各個人が けるためには 、 単にル ー ルによる規制のみでは 、 不可能にちがいありません。そこに欠くべか 21]
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