この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語

く第 5 章> 福祉を考える した。すかさずどなり返 護婦さんでした 、「 あなたには父親の資格も 利もない 9 」ー。 満場の参加者が金しばりにあ ました。父親の資格がないとい まったからです。 今、その子は施設の片隅に生前を型どっ かに過ごしています。そして台座にはあ の看護婦さんがたむける花の絶えた日はありま の権利」を主張した父親のところにこの子が引き くは 位牌はほこりだらけ 、香華一本たむけられることもなく打ち捨てられていた 、 。 カ いささか極端な話をしてしまいました 。「そんな親はほんの―つまみだ I . 」と怒られた方も少なく ないことでしょう。確かに数十万、あるいは軽症も含 める と数百万といわれる障害児とその親ごさん の中にこういう人 、ごくまれにしかいないはずです 。私もそう信じたいのです。 しか し 、 ごくわずかとはいえ、やはりいるということは大きな問題なのです。我が 捨ててしまっているのに、それこそ赤の他人が福祉 、福祉だと世話をしなければならない義理はな い I .という理論に発展してしまうからです。 189 父親は激怒しました。「オレは父親だぞ 、 赤の他人のあんたにそんな権利はない ” ~」と 、 どなりま

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