この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 4 存> 諒害児問題を考える わしく観察しながら 体異常の診断が下せる そして、最近の超音波によ は小頭症などの診断も可能とな ります。 しかし、このことはあくまで診断だけで 適応にはなりません。子どもには健全 精 常児であっても、生まれる権利が保護さるべき 一方には、母も子どもを生みわける権利を認めねば 生んだ母親は、二度とこの苦しい体験には耐えられない す。要は、生まれる前の医学が進み、異常児妊娠を予防する しょう。 いろいろな遺伝病を防ぐために、遺伝学も進歩し、発生学も開発さ 備されつつあります。環境因子の影製の是正に対し、薬害 ついては、 ていま すので、かつてのサリドマイドのような苦い経験に陥ることはありますまい 。 風疹の例をとりましても、未来の母に免疫をつくるためワクチンの接種が十代の 171
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