この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語

きりしませんでしたので 、 このように細胞のみならず、生物学的情報や胎 児の代謝機能、さらに母子間血液不適合などの予 後も診断できるのではないかという見解から、羊 水からの出生前診断が浮かびあがってきました。 母親の腹壁から子宮壁を通して、羊水の中に針 よ う す いせんしじゅ っ をさします。すなわち羊水穿刺術です。 昔は胎児および胎盤や膀脱 附着部位が、はっ いろいろな不安もありましたが、超音波を利用することによって 、 これら を損傷することなく安全に きます。又、妊娠一四週 し 一六週という早期に実施することができるよ うになりま た 。 染色体の検査も、最近は細胞培蓑法の技術が進歩してきたので、細胞の発育のようすを顕微鏡でく 羊水穿刺の図 紐 注射器 脊 脱 骨 特に羊水の 中 には、胎児の皮膚からはもちろん のこ 、口内や肺、あるいは腸内や膀脱壁からの 細胞が浮遊しているのでこの細胞を検査すること によって、細胞の染色体 様子がうかがえるので はないか 、 と思われます。 170

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