この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 4 章> 障害児問胆を考える 放射線 放射線を妊娠中の患 ベぎだとする意見が多い 。 しかし単なる胸部撮影の 、 骨盤や腹部に特に妊娠初期 、 透視したりすることは注意 欧米においては、婦人に X 線を使用する場合は 、 生理開始後十日以内という警句 悪阻症状を胃疾患と誤って X 線検査が行なわれた例もよくありま れていませんが 、 欧米諸国に習い「危うきに近寄らず 」 が賢明なようです。 胎児病 母体から胎盤を介して与えられたある種の影審が 、 胎児の段階に加えられて発生したのが 、 胎児病 ですが、胎芽病との間に、一線を引くこ はむずかしいよ 、 原爆に よる小頭症 児水俣病、あるいは脳性ストマイ難聴症など 、 多発性の奇形は少な い よ うです。 トキソプラスマ症も 、 感染した母体から胎盤を経由して、トキソプラスマ原 虫 が 、 胎児に感染して 起こるものです。しか し 妊娠前に感染し、母体にある程度の免疫抗体ができていますと 、 胎児への感 染はまれです。しかしこれらの感染の外に、公害による健康被害を念頭におき 、 大気や水質の 汚染と胎児との相関関係というテ ー マに、重大関心がよせられなければならない こ とは、もちろんの (4) ③ 167
RkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz