この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
② つです。①薬害 ① 薬害人 の胎芽、あるいは胎児の発達に影響を与えるものは 、 多数あげられていますが、その 代表的で有名なのは、皆さんご承知のサリドマイドです。本症は別名「あざらし症」ともいわれ、四 肢奇形の一種です。わが国でも昭和三十三年から三十八年の間に九三六例が報告され、その。ヒークは 三十七年 の 三三七例でした。 妊婦が使用した薬剤が、胎児に影薯を及ぼすためには、必ず母体から胎盤を介して胎児へ移行され ねばならないので、薬剤の種類や分量によって必ずしも一様でないことは、注意すべきことです。 ビールス 次に胎芽に悪影響を与えるものに、母体のビールス感染があり、風疹がその代表格 です 。 風疹は一九六三年から六四年に、アメリカで大流行し、我が国でも沖縄にこれに類するものが ありました 。 沖縄にはこの風疹障害児が四 00 人近 く 発生しています。 この風疹ビー ル スは、臨界期(妊娠三 t1 0 週)に感染すると、障害の程度が強いといわれていま す 。 従 っ て妊娠三か月以内に妊婦が風 疹 にかかった場合には、その奇形発生率は一― 10~ 四 0 %であっ て、逆に妊娠五か月を過 ぎ ますと、その発生率は、極度に低 く なります。これには目(白内障 )、耳 (聾)、心奇形及び小頭症があげられます。 ②ビ ー ルス ③放射線 16
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