この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語

く第 4~> 障害児問題を考える 親から子へと代々伝え も、遺伝子に異常が起こり 、 ダウ ソ症候群(トリソミーニ―) 00 2 七 0 0 件の分娩に 一 人 の割合 で生まれ、精神薄弱を伴います。 ~ 1 0 %が本症であることは 、 注目すべき こと です。これに類する疾患も二百といわ ③胚芽病 受精した卵細胞は、幸いに染色体や遺伝子に異常が 、スムー ズに成長します 。受精後三 2 10 週間目ぐらいのころは 、 細胞の分裂及び分化がもっとも盛んで、胎児の各器官の 重要な時期です。特に細胞の呼吸作用が旺盛であって 、 酸素の補給を必要とする時期にもあたります 。 このころに酸素の欠乏をきたしますと、細胞の分裂及び分化が妨 障害が起 り、さらに脳の障害も引き起こします。 この期間 を器官形成期あるいは臨界期とも呼び、器官の形成に重大な時期 とみています。従って、 この期間にいろいろ な環境要因がかみ合わせられると 、いわ ゆる環 境侮辱という言葉が使用されるよ うに、形態の形成や機能障害が発生することになり す。 この環境要因としては、いろいろあるはずですが、現在一般に知られているのは、おお 165

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