この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
次に、脳性麻痺を症状的に分類しますと、これにはいろいろな病型があり、簡単に一口ではいえる け いち よ く ものではないのです。たとえば「痙直型」「アテトーゼ型」「強剛型」、そして「失調型」といったも のがそれです。 一般に大別するときは、この「 痙直型 」と「アテトーゼ型」 の二つに分類します。脳性麻痺の多く はこのいずれかに当てはまることが多いためです。 「痙直型」というのは「痙縮型」ともいって筋肉がつっばり 手足の自由を妨げられます。軽くて ノロノロ、重度になるとま ったく手足がいうことをきかず 、生まれながらにしてペ ッドに寝たきりと いう場合もあります。もちろんこれは全身と限らず、人により四肢の麻痺とか半身の麻痺(片麻痺)、 両下肢の対麻痺、片方の手足いずれかに起こ 単麻痺など、その症状 ・ 形態はさまざまになります。 一方の「アテトー ゼ型」の場合は 、「 痙直型」の反対で、筋肉が勝手に動いてしまうものです。不 随意連動と呼ばれるように、自分で動きをコントロールできないために、たえず体はあちこちがせわ しく動きまわっているのです。 れにも軽症、重症があり、さらには動きの程度、形態にもいろいろ 脳性麻痺の症状ー正しい知識と認識を わまることですが 学者諸賢の適正なご教示をいただければ幸甚に存じます。 156
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