この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語

く第 4 章> 障害児問題を考える の資質は人間とし 者を介護できるだけの 重度の心身障害者を世話す なのです。せっかく収容施設が 要員が不足してしまうのでは困りま 、 泣く泣く患者を 自宅に待機させたり 、中 には収容されていた人を帰したりとい この要員不足問題は、第一回の贈呈を行ない れていました。そして現在でもなお 、同 様の問題が施設についてまわっています。これ 問題やその他いろいろ複雑な事情があるかもしれま べき障害者にとって早急に解決されねばならない問題で さて 、こ のような事情がいろいろあったとはいえ『おぎゃ ー 献金』運動は 、社 会福 祉 の波にのって 着々 と その目的を果た し つつあります。そ の原 動力は、何といっても 広 く全国に善意の力を結集した ことに あった点は再三申 し上 げた とおりで す。そ して それに関 してここに声を大にしてみなさ んに訴 えなければならな いこと があります。 それは、この運動は「共同募金とは内容 ・ 目的が異なる」という点です。即ち単なる I I チャリティ I I ではなく、医師と患者(産婦)との間に起こるべくして起こった真実の『ヒュー ・ リレーション」 141

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