この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
鹿児島で産ぶ声をあげ全国に広まった『おぎゃー献金』が一五周年を迎えた。二十七日、鹿児島市 十五歳になった 『 おぎゃー献金 」 (「南日本新聞」昭和 5 4 年 1 月26 日 ) 円、五十円ずつなら八千万円という大きな額になります。いま全国で二百万人の人々の協力があり、 その額は三億円になろうとしています。 この浄財の中から東海地方では春日井の心身障害児のコロニー、三重では清美学院、岐阜県では長 良病院、静岡県では療護園へ寄贈され 献 金は、みなさんが出産された病院や医院の窓口や献金箱 、 および日本母性保護医協会で受け付け ています。 当時、『おぎゃー献金』運動の発足を伝える朝 新聞の報道は、全国に多くの仲間をつくりました 。 「初 めての子がこんな元気に生まれて 」と名古屋の若い母親、「ぜひ私も」と女俊 の寿美花代さん、 「三歳 の誕生日を迎える娘の誕生。ハ ー ティ ーのかわりに」と 匿名の母親 、「一姫二太郎 に恵まれ 、し あわせいっぱい」と埼玉県の父親、歌手の畠山みどりさんは、出産を機に「おぎゃー献金チャリティ ショ ー」を開いて くれたり 、 CBC がヒ ッ トショー 中で呼びかけてくれたり、 善意の人々に支えら れ 、 大きな輪にひろがっていきました。 lO
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