この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語
く第 3 卒> 『おぎゃー献金』が呼んだ社会的反響 おとうさんになる日 、 ウロウロ 、 は、パパかもしれません。 「 り つ。はな赤ちゃんですよ 」と知 らされて思わず . . ハソザイを叫ぶ 。ハパ。はじめてオッパイに吸いつ いてきた赤ちゃんを抱いて 、 ママはしあわせいっばい。もし赤ちゃんの 。ハ 。ハ、ママ 、 ありがとう」というでしょう。 しかし、世 の 中には、こんなし あわせな 子と 。ハ .ハ と マ マばかりではありません。心身障害児。だれ の罪でもないのに、重い十字架を背負って生を受けた子 。厚 生省の調査では、全国の肢 体不自由児数は、約―-_万人。知恵遅れの子は九八万人 ものぼっています。このうち二重苦の重症 児は二万五千人、施設で保護されているのは、三 00 人たら ずというのが現状です。 「 おぎゃ ー」と元 気な産ぶ声とともに、丈夫な赤ちゃんが生まれたとき、その喜びと感 を、不幸な子らのために生かそうという民間運動が起こりました 。昭 和三十九年七月のことです。全 国の産婦人科医の集まり ある日本母性保護医協会が音頭をとり、この運動 タ ートしました。 一年間に生まれる赤ちゃんは約一六 0 万人。この赤ち ゃん全部が 十円ずつ献金したら年間千六百万 落ちつきなさいパパ ソワソワしているのはいつも 。 ハ 。 ハ 。 ママより一番おなかの痛いの (「朝日新聞」夕刊昭和 年 6 月 2 1 日 ) 109
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